一月100トンの複合プラスチックのマテリアルリサイクルを目指す
資金調達の概要
海洋プラスチック及び企業から排出される難処理プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組む株式会社REMARE(以下、REMARE)は、プレシリーズAで資金調達を完了しました。これまで累計で2.1億円(融資・補助金含む)の資金調達を達成しました。
REMAREは、複合プラスチック(※)を内装材・建材にマテリアルリサイクルする独自の技術をもっています。企業は従来焼却処分していたプラスチックを再利用することで、CO2排出量を3分の1に抑えることができます。(ポリエチレン焼却時と比較)
※複合プラスチックとは、複数の異なる素材や成分から成るプラスチックです。従来のマテリアルリサイクルには戻すことが困難なため、焼却されることが一般的です。
資金調達の背景
日本政府が2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを決定し、企業に具体的な温室効果ガス(GHG)削減策を求めている点が挙げられます。グローバル市場では、環境対応に力を入れる企業が消費者や投資家から支持され、競争力を獲得している例が増えています。そのため、多くの企業が自主的にGHG削減に取り組む一方で、技術的な課題から単独でカーボンニュートラルを達成するのは困難であり、Jクレジットや非化石証書などの環境価値を活用する必要があります。ただし、日本国内のJクレジット供給量は年間150万トン程度に限られており、企業が求めるカーボンニュートラル製品の開発ニーズには追いついていない実態があります。
資金調達の目的
今回の資金調達により、これまで蓄積された4000を超えるマテリアル成形データを用いて、企業のscope3対応支援サービスを開始します。具体的には、製造業から排出される複合プラスチックのマテリアル開発をし、マテリアルサイクルによるCO2排出量の削減効果を明確にし、関連データを蓄積することで、削減目標の達成を可能にします。
会社概要
株式会社REMARE
会社名 :株式会社REMARE(リマーレ)
設立 :2021年8月26日
代表者 :代表取締役 間瀬 雅介(ませ ただすけ)
所在地 :三重県鳥羽市鳥羽5-2-14
事業内容 :海洋ごみのリサイクル、複合プラスチックを活用した内装材製造・プラント開発・企業の廃棄プラスチックの削減ソリューションの企画提案
出典元 株式会社REMAREプレシリーズAラウンドでの資金調達を完了
Comentarios