ファインディ、シリーズDで国内外の投資家から総額20.5億円を調達。インドに続き、韓国・台湾へ進出!3年でアジアでの導入企業1,600社を目指す
- 編集部
- 2 日前
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エンジニアプラットフォームを提供するファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田 裕一朗、以下「当社」)は、この度、シリーズDラウンドで総額20.5億円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。本ラウンドでは、JPインベストメント(※1)をリード投資家として、日本初投資となる韓国のLB Investment、米国のCarbide Ventures、台湾のDarwin Venture Managementに加え、国内のSMBCベンチャーキャピタル、ゼンリンフューチャーパートナーズ、インベストメントLab、オリックス、KDDI Open Innovation Fund 3号を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額20.5億円を調達することを発表します。これにより、本ラウンドまでの累計資金調達額は43億円となります。
(※1)JPインベストメント株式会社の子会社と三井住友トラスト・インベストメント株式会社を共同運営者とするJPSグロース・インベストメント投資事業有限責任組合
◆ 当社の事業について
当社は「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンを掲げ、ITエンジニア領域における個人・組織それぞれの課題解決に取り組んでいます。現在は、IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」、ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」、開発ツールのレビューサイト「Findy Tools」、及びテックカンファレンスのプラットフォーム「Findy Conference」の5つのサービスを提供しています。
また日本国内に加え、2024年からはインドにて「Findy Team+」を展開。本ラウンドでの調達を機に、今後は韓国・台湾にも同サービスを展開し、グローバルでの事業拡大を加速していきます。グローバル進出の背景には、「技術立国日本を取り戻す」という設立趣意があります。企業成長の源泉であるソフトウェア開発において日本発のイノベーションを増やし、世界市場で競争力を持つ日本のIT企業を1社でも多く生み出すことを目指し、まずは当社がグローバルマーケットで通用する企業になることを企図しています。
◆ 調達の目的 - 新戦略3つの柱
この度調達した資金は、新たに以下の3つの戦略のもと活用していく予定です。
1.プラットフォームの強化
「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに、ITエンジニアの仕事探しに加えて、様々なDevOpsツール(※2)の利用機会拡大、大規模カンファレンスや先端技術の勉強会開催など、ITエンジニアの成長をサポートする事業を強化していきます。また、プラットフォームの拡大に向けて、ファインディの各種サービスを共通IDで利用できる基盤も構築していきます。
さらに、テック企業向けのエンジニア採用支援に加え、技術広報(エンジニア採用ブランディング)支援や開発生産性の改善、DevOpsツールの利活用最適化など、プロダクト開発全般において支援できるサービスおよびコンサルティング基盤を整えていく予定です。
2.グローバル進出本格化
既存プロダクトである「Findy Team+」のグローバル進出を本格化します。2024年より進出しているインドに続き、今回の資金調達により、韓国・台湾に進出します。2025年夏に韓国にて拠点開設、来年を目途に台湾での拠点開設を目指します。またインドに進出する日本企業の増加にあわせ、当社が培った知見をもとに他社のインド進出も支援していく予定です。こうした活動を強化していきながら、2028年にはアジアでの導入企業1,600社を計画しています。さらに、アジアのみならず、欧州でのプロダクトニーズも並行して調査していきます。
3.生成AI活用を推進するプロダクトの開発
ソフトウェア開発において生成AIが欠かせないツールとなっている現状にあわせ、開発における生成AI活用を促進する新規事業を展開していきます。
◆ グローバル進出本格化に向けた取り組み
インドはIT人材が豊富であり主要経済国のなかでも高い水準での成長トレンドを迎えていることから、当社の「Findy Team+」は2024年よりインドに進出しており、今後は韓国・台湾へも本格進出していきます。
韓国はIT分野においても高度な技術力を有しており、ITエンジニアの数も約84万人(※3)とアジアの中でもトップに入ります。また韓国のスタートアップ・エコシステムは2020年以降の第2次ベンチャーブームを経て急成長を遂げており、世界各都市のスタートアップ・エコシステム・ランキングでは欧米の各都市が上位を占める中、ソウル市は12位にランクし東京都(15位)を上回るなど、アジア有数の成長市場といえます(※4)。
台湾においては長年、電子機器や半導体分野で世界的競争力を持ち発展してきました。近年では、IoTやAI、ビッグデータといった先端IT分野でも急速な成長を遂げています。台湾政府は今後のグローバルIT需要に対応するため、AIやIT人材の育成に力を入れており、2019年にはAI・IT技術に精通する人材を毎年1万人育成する計画を始動するなどプログラミング教育やAI教育の必修化を推進しています。
上記のような韓国・台湾におけるIT需要の高まりを受け、当社ではグローバル進出先として韓国・台湾への事業展開を本格化していきます。また各国におけるこれまでの取り組み、今後の展開については以下の通りです。
(※3) ヒューマンリソシア株式会社「2023年版データで見る世界のITエンジニアレポート」(2023年12月13日)
(※4) 日本貿易振興機構(JETRO)「【特集】2024年注目のアジアビジネストピック」『JETROビジネス短信』」(2024年3月4日)
2016年に創業したファインディ株式会社は、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」をビジョンに掲げたスタートアップです。エンジニアが不安なく挑戦できる世界共通のプラットフォームを作るために、世界中のエンジニアが使用するソースコードやイシューを管理する開発プラットフォームである「GitHub」「GitLab」「Jira」等のデータを解析し、エンジニアスキルや生産性の可視化を実現してまいりました。その技術をもとに、IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」、ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、及び経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」を展開。国内外のエンジニア人材不足やDX内製化、人的資本経営の課題を解決しています。当社が展開するサービスの累計会員登録数は約20万人、登録企業数は3,000社(※5)まで成長。その中でも、経営と開発現場をつなぐ戦略支援SaaS「Findy Team+」は、国内外のスタートアップ企業から大企業まで約850社(トライアル含む)にお使いいただいております。
会社名:ファインディ株式会社 / Findy Inc.
所在地: 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階
代表者: 代表取締役 山田 裕一朗
コーポレートサイト : https://findy.co.jp/
(※5)Findy 転職、Findy Freelance、Findy Team+、Findy Toolsの4サービス累計での登録企業数及び会員登録数です。なお、1社又は1名の方が複数のサービスに登録している場合は、そのサービスの数に応じて複数のカウントをしています。
ファインディ、シリーズDで国内外の投資家から総額20.5億円を調達。インドに続き、韓国・台湾へ進出!3年でアジアでの導入企業1,600社を目指す